降龍、昇龍、成龍は、ナノの世界、ピコの世界、テラの世界への働きかけでもあります


 前回の続きを書きます。

 未来の産業界を制する高性能「リチウムイオン電池」の開発に
向けて世界の国々が猛烈に競い合っています。

 クルマ社会に革命を起こす、リチウムイオン電池の飛躍的な
性能向上とコスト低減に向けて、実現するためには大きなブレーク
スルーが必要と言われております。

 このBreakthrough(ブレイクスルー、ブレークスルー)とは、
進歩、前進、また一般にそれまで障壁となっていた事象の突破を
意味します。

 break throughは、破って、通る、ですから、切り抜ける、
突き抜ける、突破する、(新発見などで)開発の突破口を切り開く。

 技術などの行き詰まりを突破すること、大きな進歩、打破、重要な
発見をすること。大発見。

 ブレークスルーとは、科学技術などの進歩をはばんでいる壁を
突き破り、大発見をすること!の意味によく使われます。

 ですから、現状の世界の動向を考えると・・・・。
戦後、自動車で世界を制していたアメリカやヨーロッパのことや、
日本を追い抜いている韓国や中国の勢い、ブラジルやインド、
そして中東の産油国のことなどを考えると・・・・。

 世界は、高性能「リチウムイオン電池」を獲得するための経済的
な世界大戦になっています。

・電池を制するものが今後100年の産業を制する!ことになるの
ですから、この壁を突き破ることは、国の命運にも関連してきて、
ノーベル賞よりも人類に貢献することになるかもしれません。

 日本がこの壁を破り、突破口を切り開くことに成功できれば、
世界の産業の富の流れも、文化の流れも、人の流れも日本に
加速してくるのですから・・・。

 国は「サギフェスト」の様な分けのわからないもので、国民を
だまして、ごまかしている場合ではありませんよ。

 政治家は、目をがっちり見開いて下さい。現代版の無敵の
バルチック艦隊が、すぐそこに迫っているのですよ。

 たかが、自動車に使う電池の性能が高まるだけで??
と、疑問に思うかも知れませんが。

 現在の10分の1の充電時間、1回の充電で、現状の3倍の走行
距離、そして、電池価格の大幅な低価格化!

 この3つが実現できれば、今後100年の産業を制する!ことが
できるのです。

 飛躍的な性能向上とコスト低減化を、どこの国が最大限達成
できるかが、勝敗の分かれ目になります。

 今後の国の興廃がかかっているのです。

 自動車もそうですが、太陽光発電、家電、携帯電話、パソコン、
スマートホーン、ゲーム機など、高性能な電池が益々必要になる
のです。

 エネルギーの蓄積ですから、太陽のエネルギーの恩恵を最大限
に活用することもできるようになるのです。

 太陽のエネルギーの色々な活用が、日本の内需拡大にもなり、
エネルギーを制するものが世界を制する!という法則が叶って
くるのです。

 自動車用の高性能の電池が世界の主流になり、世界を席巻
することになるのですが、かつての日本でも、松下、ソニー、ホンダ、
などが、世界でも一流の企業になれた時代と錯綜しているようにも
思われます。
 
 先日、日本電産 永守重信社長のことをメルマガで紹介しましたが・・・。

 もしも、創業時の若いころの、松下さん、本田さん、井深さん、
盛田さんが集まったとしたら、この2011年に目の前につきつけ
られている壁を、どのように乗り切るでしょうか?

 ソニーが1991年に世界で初めて「リチウムイオン電池」を製品化
していますから、真っ先に、この二人にお尋ねしたいものです。

 世界の「ソニー」を創業した井深氏はこう語っています。

「たわいない夢を大切にすることから、革命が生まれる。」
「自分の思ったことを通していくこと、それがやがて真理と
なっていく。」「ソニーもホンダもたたかれて強くなった。」
「技術的な知識はなにもない。だからみんな、がむしゃらに
取り組んだわけです。それが結果的によかった。」

 もう一人のソニー 創業者である盛田昭夫さんは、

「アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思った
アイデアを実行する勇気のある人は少ない。我々は、それを
がむしゃらにやるだけである」。

 日本電産 永守重信社長のエピソードは、先日メルマガに紹介
しましたが、2人の創業者に類似しています。その文章を読んで
みます。

////////////////

 無論、神仏は何かをおねだりする相手ではない。社員に強要も
できない。実業とは世界が別だ。ただ、どこかに共通するものが
ある気がする。

 やはり創業期に、大口客に「モーターの厚みが半分で、同じ力を
出すなら、全量注文する」と言われ、技術者を集めたが、みんな
首を振った。

 創業期は、どこへ行っても仕事がもらえず、やっと受注できた
のは、よそが断った仕事ばかり。

 技術者に聞くと、はじめからできないものは、どんなことをして
も絶対に出来ないという。

 そこで「いまから『できる、できる』と100回言うから、お前らも
一緒に言え」と永守氏が指示するのです。

 100回言っても、技術者は「絶対にできません」という。

 そしたら、今度は、1000回『できる、できる』と、一緒に言い
ましょう。と、1000回言ってもらう。

 1000回ほどまで唱えたら、「あっ、社長、何かできる気分に
なってきました」との声が出た。

 そういうできる気分になった時に、一気に取り組み始める。

 これが、永守社長が弘法大師から学んだことを社員に実践させ、
社員の力を引き出したのです。

 こうやって日本電産は技術を蓄積していったのです。この時
「とてもむりだ」「出来ない」と諦めていたら、とっくに倒産して
いたでしょう。

////////////////

 松下さん、本田さんなら、何の違和感もなく、この文章を
うなづいて読んでくれて、大正解!と言ってくれそうですが・・。

 科学的根拠のありそうな世界のソニーの創業者だったら?と、
迷いましたが。
 
 ソニーの井深さんも、森田さんも・・・。

・「技術的な知識はなにもない。だからみんな、がむしゃらに
取り組んだわけです。それが結果的によかった。」

・「アイデアの良い人は世の中にたくさんいるが、良いと思った
アイデアを実行する勇気のある人は少ない。我々は、それを
がむしゃらにやるだけである」。

 という言葉ですから、現在、韓国や中国に負けているのは
ソニーもホンダもパナソニックも世界のブランドになってしまった
ので、技術的な知識だけが先行してしまい、このような考えが
なくなりブレークスルーができなくなっているのかも知れません。

 この電池の発明者は吉野彰・旭化成エレクトロニクス吉野研究
室長で、その後、ソニーが1991年に世界で初めてリチウムイオン
電池を製品化しています。

 しかし、初期の頃は発火を引き起こして、ソニーはこのリチウム
イオン電池でリコール問題を起こしています。

 それでもめげずに、作り続けたから、それがやがて真理となって
現在に至っているのでしょう。

 その後改良に改良を加え、しばらくはソニーに加えて三洋電機や
パナソニックなど日本メーカーの独壇場だったのが、最近は、韓国
のメーカーや中国がシェアを伸ばしているのです。

 『日経エレクトロニクス』が2010年1月11日号に掲載した特集
「Liイオン電池 新時代へ」によると、日本メーカーのシェアは
2000年ごろにはほぼ100%だったが、2003年には約64%になり、
2008年度は半分を割りこんでしまった。

 その代わりに伸びているのが、韓国や中国メーカーで、中でも
韓国メーカーは2003年には10%だったシェアを2008年度には
14%に伸ばし、業界関係者の間では「そろそろ企業別シェアで、
(第2位の)Samsung SDI社が (第1位の)三洋電機を抜くのでは
ないか」と言われ始めたという。

 と、このように、現状は、韓国や中国メーカーが台頭していますが、
どう考えても、日本のメーカーよりも優秀だとは思われません。

 けれども彼らに、井深さんや森田さんの様な精神があったら、
不可能が可能になりますから、厳しい戦いになります。

 ◎ブレイクスルー思考という言葉もあります。

・マイナス思考とは、自分の行く手をさえぎる壁(問題)を前にして、
絶望すること。現実の悪い面に着目したり、今後の展開についても、
悪い方向へ進むだろうと考えること。

・プラス思考とは、自分の行く手をさえぎる壁(問題)を、なんとか
して乗り越えようとする意志を持つこと。現実のよい面に注目したり、
今後の展開についても、よい方向へ進むだろうと考えること。

◎ブレイクスルー思考とは、目の前にある壁(問題や障害物)
そのものに価値を見出し、すべて「順調な試練」として受け止め
ることにより、その壁を自分の中に吸収しながら成長をはかり、
一見閉じられているかのように見える状況を楽々と突破して
いくような発想法。
 
 ですから、日本のこの電池の研究チームは一丸となって、
現在、目の前にある壁を乗り越えてくれると信じています。

 ところで、サッカーのアジア大会を見ていて、解説者や選手から
よく聞かれる言葉が、献身的、チームが一丸となる、チームの
ために、という言葉です。

 献身的、謙虚、チームスピリット(チームが一丸となる)などの
言葉は、欧米人には理解できないことで、日本であっても、30年
~40前の高度成長期には、多くの日本人には見えていなかった
ことです。

 日本は若いチームですが、大人のチームと感じます。
意識レベルの高いチームと感じます。

 日本の電池の研究チームも、自動車や電気の企業が、今まで
各企業が蓄積してきたすべての知識を持ち寄って、融合させて、
開発しているそうです。

 企業同士が企業秘密を持っていても、世界には対抗できない
そうです。

 リチウムイオン電池の中身は化学および電気化学、構造は
金属、材料は物理、生産は機械、使い方は電気と多岐に渡ります。

 リチウムイオン電池は、あらゆることを融合することですから、
まさに日本人が最も得意とする分野だと思います。

 そして、10億分の1の目に見えない世界は、意識の影響が
大きい世界で、シンクロが高い確率で起きる世界でもあります
から、松下さん、本田さん、井深さん、稲盛さん、日本電産
永守重信社長などのアドバイスの方が、技術的なことよりも、
確かだと思います。

 ナノの世界、ピコの世界、テラの世界など目には見えない世界
ですが、この世界に働きかけることが、松下さん、本田さん、
井深さん、稲盛さん、日本電産 永守重信社長ができたから、
奇跡が起きて成功できたのです。

 降龍、昇龍、成龍は、ナノの世界、ピコの世界、テラの世界へ
の働きかけでもありますから、今年は、昇龍と成龍に重点を
置いて取り組みなさい!と、言うことなのかも知れません。

 一人でも多くの人が、ナノの世界、ピコの世界、テラの世界へ
道を作れば、それだけ道が太くなるのですから、すべてはつな
がっていて、日本が世界の中心になることに貢献できるかも
知れません。

 私達がブレークスルーできて『涅槃寂静』に、突き抜けることが
できたら、私達にも奇跡が起きて、日本のチームにも奇跡が起き
ると思いますので、降龍、昇龍でブレークスルーしてください。

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