自分を通して思考をみている存在があることに気づきます。

<第2170回> 2013年07月05日 発行

 前回は、自分が最大限の力を出すための「今、ここ」に存在できる具体的な方法を紹介しました。

 具体的には、今の自分の状態に気づくことが大切だと書きました。

 例えば、川の流れをじっと見ている自分! に、気づくのです。

 以前にメルマガにも紹介しましたが、日本の画家が川の流れを何年間もじっと見つめた後に、書いた絵があります。

 そのくだりをメルマガから抜粋します。

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 さて、孤高の画家・高島野十郎という画家がおりました。彼の作品に「流」という題の絵がありますが、この作者は、岩場を流れる川を何年間も観察し、水の流れが止まり、逆に岩が動き出したその状況を描いたそうです。ですから、見ていると本当にそのように見えてくるそうです。
 
 彼は無名のまま世を去りましたが、彼の作品は1000年も残る!と言われている本物の絵ということです。家族も持たず、画壇とも一切関わることなく、一つの作品を10年、20年かけて制作し、その異様なまでに濃密な作品が注目されたのは彼の死後のことです。

 自給自足の営みの中で、隠者のように生きながら野十郎は心を深めて、純粋な心で、ひたすら絵を描いたのです。
 
 私も、NHKの番組で、この川の流れの作品をはじめ彼の作品を拝見しましたが、彼の創作活動には驚かされました。

 彼のノートには、生まれた時から散々に染め込まれた思想、習慣を洗い落せば落とすほど写実は深くなる。

 写実の追及とは何もかも洗い落として生まれる前の裸になることである。と、書かれています。
 
 これは、禅の精神と同じですね。 禅は、ひたすら考える!日本画は、ひらすら観る! 空海は、ひらすら念じる!何かがはじけるまで、ひらすら関心をいだき、ひらすら観察する!
 
 高島野十郎氏が、川を何年間も観察し、水の流れが止まった!というのは、彼の心の中に、止めどもなく浮かんでくる雑念や思考や感情が止まったのです。

 ここでの観察とは、関心を寄せることでもあります。そして、関心の度合いは、最高度になった時に奇跡の現象が起きたのです。

 雑念や思考や感情が止まれば、純粋な意識が浮上してきます。無限のパワーが湧き出てくる天才の領域でもあります。

 無限のパワーが協力してくれるのですから彼の作品は1000年も残る!のは、当たり前になってきます。

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 この時は、気づきませんでしたが、孤高の画家・高島野十郎氏は、川をじっと見つめながら、心を浄化して、純粋な状態になり、自分を限りなく透明にして、透明な自分を通して「大いなる自己」に、川を見てもらった!のではないかと思われます。

 「大いなる自己」とは、本当の自分のことです。

 雑念や思考や感情で汚れているいる心の状態では、ゆがんだ色眼鏡をかけているような状態ですから・・・。

 何もかも洗い落として生まれる前の裸になる!という純粋な状態にしたのです。
 
 そのために時間がかかっていたのでしょう。禅の公案も、何年もかかりますから、同じような浄化だとおもいます。

 一般に、私達の頭の中はいつもたくさんのおしゃべりで渦巻いています。

 これが、エゴからくる雑念とか、思考と呼ばれるものです。

 外側の出来事や現象に反応し、囚われ、言葉に直して、頭の中で表現していくことのすべてが思考になります。

 この思考のほとんどすべてが、エゴの支配下にあります。

 ですから、思考の湧き出る状態では、そこには本当の自分がいないということになります。
 
『ニュー・アース』というのなかでもこのことを指摘しています

 「ほとんどの人は、絶え間ない思考の流れ(大半が無意味な繰り返しである) や、衝動的思考に自分を完全に同一化している。

  頭のなかには片時も止まらずにしゃべり続けている声があると言われると、人は『それはどんな声か?』と聞き返したり、そんなことはないと、むきになって否定する。

 聞き返したり、むきになったりするのはもちろん、その声、考えている無意識な心だ。それが人々を乗っ取っていると見ることもできる」

 この思考を止める方法は、高島野十郎氏のように、思考に、抵抗はしません。思考を止めようともしません。ただ眺めるのがポイントです。

 自分の中心の中心の中心を意識して、思考を傍観するのです。すると、少しずつ思考のあり方が変わります。

 もともと、マナ識は幻想なのです。

 そして、ある時、自分の中に、自分を通して思考をみている存在があることに気づきます。

 それに気づいた瞬間が「大いなる存在」との出会いとなるのです。

 ここでも気づきが大切なのです。

 水の流れや、花や、人間や動物の赤ちゃんなど、私達は純粋なものを見ると癒されます。

 自分が、それらを見ていることに気づくことは、自分の中にも、それらを見ている存在が「いる」ことになるのです。

  「本当の自分」が、あなたを通して見ているのです。

 さらに、自分の内側から見ている本当の自分にも、意識を向けるのです。

 マナ識の支配下にある幻想の自分が「本当の自分」に限りなく近づくことになるのです。

 あなたの本質(=至福・真実・本当のらしさ)へのつながりを深めるのです。

 本当の自分を通して、色々なものを見たり、思考したり、することが、「今、ここ」の瞬間にいることになるのです。

 ありがとうございました。



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