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エゴの働きに気づくことでエゴの働きを弱めることができるのです。


 マインドフルネス=気づきの瞑想の効果が、20以上もあることが実証され、ストレスの解消等の医療、教育、そして、実業界でも、世界的な企業が実践しているので、日本でも逆輸入という形で実践されています。

 これは、効果のない能力開発や自己啓発のプログラムよりも、科学的にも実証があり、はるかに優れているので、喜ばしいことです。

 本物思考の表れなのか、初心者にとっての最初の取り組みとしては、素晴らしいと思います。

 人は、大きなストレスにさらされると、そのことにとらわれ、しばられ、身動きが取れなくなってしまいます。

 これは、エゴの働き=心の癖(くせ)のためなのですが、その心の癖を冷静に観察し、「今この瞬間」の自分の思考や体験に注意を向けて、現実をあるがままに受け入れると・・・。

 つまり、マインドフルネスを実践していると、ストレスな場面においても否定的な感情や物事にとらわれ飲み込まれることがなくなります。

 エゴの働きを冷静に観察することによって、エゴの働きに気づくことでエゴの働きを弱めることができるのです。

 前回の最後にも書きましたが・・・。

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 世界中で実践されているマインドフルネスは、回向返照の退歩の前半の部分になります。

 つまり、あらゆる思考・感情・分別の心などの自我の想念が出てきたらその念に気づいて観察する。

 その思考に気づき、第三者の眼で、冷静に只(ただ)観察するのです。

 これだけでも、エゴの力は弱まりますから、すごいことです。

 道元禅師の教えは、さらに、その念が出てくる根源に意識を向けるのです。そして、その根源に意識をとどめておくのです。

 が、加えられるのです。
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 「根源のパワー」という言葉があるように、心の根源には無限のエネルギーの塊(かたまり)があります。

 白隠禅師は、氣海丹田という言葉で、これは、氣の海の丹田ですから、私たちの心の根源からは、無限に氣のエネルギーが湧いてくる!と、表現しています。

 白隠禅師は、臨済宗の中興の祖と呼ばれ、丹田呼吸や内観の四則、そして、軟酥(なんそ)の法で、自分の禅病(重度のノイローゼ)や肺結核などの難病にかかり、進退が窮まった時に、これらの手法で完治し、健康体を取り戻し、本来の能力を引き出し、五百年に一人の天才僧になった人物です。

 ここで注目すべきは、マインドフルネスの瞑想では、呼吸に意識を向け、さらに、丹田呼吸が指導されている!というのですから、マインドフルネスは、白隠禅師の手法の良いところも取り込んでいることになります。
 
 丹田呼吸とは、お釈迦様が生涯実践されたアナパーナサチが起源になります。

 この呼吸法は、吐く息を長く、吸う息は短く、丹田を意識しながらの呼吸法になります。

 丹田呼吸は、長く息を吐き、二酸化炭素をできるだけ多く吐き出すので、その分だけ大量に酸素が身体に入ってきます。

 満員電車の乗客がたくさん降りれば、それだけたくさんの乗客が乗れるのと同じことで、肺の中の肺胞にびっしりたまっている二酸化炭素を吐き出すのです。

 血液の流れからも、丹田呼吸をすると、下腹部から大量の血液が心臓へと送り込まれ、全身の血流が増大します。

 必然的に脳の血流も増加するため、頭の働きがさえてきます。

 また全身の血行が良くなるので、全身の細胞に新鮮な血液が多く運ばれ、新陳代謝が高まります。

 丹田呼吸だけでも、4倍~5倍の酸素が体内に入り、血液のめぐりも良くなり、頭痛や肩こりも解消され、記憶力が良くなり、集中力も高まるのです。

 深呼吸を何十回も繰り返しても、それだけでは、二酸化炭素を吐き出していないのですから、何の変化もないのです。

 理想的な呼吸法=丹田呼吸は1回で、4~5倍の二酸化炭素を吐き出しますから、4~5倍の酸素が肺の中に取り入れられるのです。

 一般に呼吸法だけでは単調なので、長続きはしません。けれども、能望の実践は、徹底して息を吐くことになるので、理想的な丹田呼吸になるのです。

 さらに、能望の高速反復は、丹田呼吸よりも大量の酸素が吸収されるので、それに伴い氣のエネルギーも感じることができるほど、大量に流れると思います。

 能望の連続10回でも、息が続く限り吐き出すことになり、それこそ死の一歩手前まで吐き出すことになりますから、大量の二酸化炭素が吐き出され、これを何度も繰り返せば、通常の数百倍の酸素が吸収されることになります。

 ですから、それに比例して莫大なエネルギーが出力しますので、内在する高次の自己とのコンタクトが可能になるのです。

 自然治癒力も半端ではなくなり、根気良く継続すれば、難病も治癒する可能性が高まります。

 弓の名人も丹田呼吸の達人で、息の吐き出しは、ほとんど死の領域に入るほど徹底して吐き出していましたから、普段からの丹田呼吸の鍛錬で、奇跡が当たり前になるほど、酸素や氣を体内に吸収していたのです。
 
 空海の求開持法(くもんじほう)は、虚空蔵菩薩(こくうぞうぼさつ)の真言を、一日一万遍唱え続け、百日間で、百万編唱える修行法ですから、短期間に、数百倍の酸素どころか、数千倍の酸素とエネルギーが体内に吸収されるのです。

 マントラは、音も伴いますから、これだけの実践は、不思議な現象でも、奇跡でも何でも起きてくるのです。

 能望の高速実践も夢中になって何度も取り組めば同じ現象が起きます。

 空海は1000年に一人と言われている天才ですから、能望の実践も、ワクワクしながら取り組んだ人と、義務的に取り組んだ人との差が天と地ほども開いてきます。

 それでも、周りを気にして音声を出せない人もいるので、マインドフルネス(気づきの瞑想)と、丹田呼吸法を実践する。

 あるいは、回向返照の退歩の実践と、丹田呼吸を実践、そして、ひそひそ話のように、満員電車の中でも隣の人に聞かれないようなかすかな声で、能望を実践する。

 この実践でも効果がありますので、周りが気になり音声を出せない人は、この方法で実践して下さい。

 詳しくは、次回に書きます。
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ありがとうございました。
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『奇跡を呼び込むS氏の能力開発』メルマガより抜粋して掲載しております。
 バックナンバーはこちらからご覧下さい。
  http://archives.mag2.com/0000115502/index.html?l=bvo0f0393f

ありがとうございました。

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