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もともとは古代インドの神々が持つ武器


メルマガ発行のタイミングが合わずに、10日以上も過ぎてしまいました。

 1週間前になりますが、サンコさんという名前の人とお会いしました。

 「サンコ」さんですから外国の名前のようにも思いますが日本人で、その漢字は、三鈷(さんこ)さんと書きます。

 珍しい名前で、日本には187人しかいないそうです。

 ところで、三鈷とは、空海の像や写真で、手にしている三鈷杵(さんこしょ)が由来かと思います。

  三鈷杵と言えば、重要文化財の「飛行三鈷杵」が有名ですが・・・。

 今から1200年も前に空海は、唐に渡り日本に帰る時、中国の明州という港から師の恵果から授かった密教法具の三鈷杵(さんこしょ)を取り出し・・・、

 「密教を広めるのにふさわしい地に導きますように」との願いを込めて東の空に力一杯投げたそうです。

 その三鈷杵は、東の空に流星のごとく飛んで行ったということです。

 それから10年後の816年(弘仁7年)、空海は高野山の「三鈷の松」に、この三鈷杵がかかっているのを発見したといいます。

 それで、空海は三鈷杵が導いたこの地に真言密教の道場を開いたというのです。

 この伝説は、にわかに信じがたく、三鈷杵というのは元をたどれば武器ですから、空海に関する故事で、これに関しては無理があると思っていました。

 偉大な弘法大師空海の業績に、このような子供だましのデタラメの伝説が一つでもあれば、すべてがインチキくさくなる!と、以前からこの武器には違和感がありました。

 けれども、今の時期に三鈷さんを通じての三鈷杵(さんこしょ)ですから、天はいったい何に気づけ!と暗示しているのか?

 ネットで調べてみると、ノーベル賞作家の川端康成も三鈷杵を所有し、文鎮として愛用していたそうです。

 『川端康成全集』第三巻(昭和44年刊行)の口絵には愛用の三鈷杵の写真が使われており、川端自身の解説では・・・

「三鈷杵はもとはインドの武器であるが、密教の法具となってからは、象徴的な形を取つて、煩悩の賊を討ちほろぼす具とした。」と書いています。

 煩悩の賊(ぞく)を討ちほろぼす道具ですから、煩悩の賊(ぞく)を討ち滅ぼすには、目に見える武器としての道具が必要だったのか???

 偉大な空海であっても、ノーベル賞作家の川端康成でも油断をしていると煩悩の賊(ぞく)に振り回されたのですから・・・。

 多くの人に、煩悩の賊(ぞく)に気づいてもらい、煩悩の賊(ぞく)を討ち滅ぼすためにも「飛行三鈷杵」という誇大な嘘の逸話を残したのかも知れません。

 子供でもわかるような大げさな嘘で、多くの人に関心を持ってもらうために・・・、私たちは、煩悩の賊(ぞく)に支配され、この煩悩の賊(ぞく)を討ち滅ぼさないと、幸せにはなれない!

 という気づきを促すためにも、空海の偉大さももちろんですが、誰もが支配されて、振り回されている煩悩の賊をうち滅ぼすための、目に見える強力な武器が必要だったのです。

 なぜ、今の時期に、三鈷杵(さんこしょ)なんだろう?と、いう疑問は、このことなのか?と、思いました。

 三鈷杵とは、サンスクリット語で「ヴァジュラ(ヴァジラとも)」といい、もともとは古代インドの神々が持つ武器でした。

 この武器を「煩悩を打ち払う菩提心(ぼだいしん)」のシンボルとして、密教法具に取り入れたそうです。

 密教の法具としての三鈷杵は、悟りをさまたげるものを払うを意味を持ちます。

 弘法大師空海は806年(大同元年)に朝廷に提出した「御請来目録」の中で、三鈷杵は「限りない幸福と利益をもたらし、魔軍を催滅する」と、そのパワーを絶賛しています。
 
 ここでの”魔軍を催滅する”という言葉も”煩悩の賊(ぞく)を討ち滅ぼす”と、同じ意味にとれます。
 
 この三鈷杵には、空海を導いた伝説が示すとおり、人生を良い方向に導く不思議な力があるようですが、

 現代の私たちも、折に触れて煩悩の賊(ぞく)に振り回されていることに気づき、三鈷杵で、煩悩の賊を討ち滅ぼしているイメージをすることが大切だと思いました。
 
 私の頭の中には、まだまだ煩悩の賊(ぞく)も、魔軍も、占有していて振り回されております。

 密教というのは、呪文(じゅもん)を唱(とな)え、また印(いん)という事物(じぶつ)を象徴(しょうちょう)する形を指で組んで、さまざまな修行をすることで、悩(なや)み苦(くる)しみから自分を解放(かいほう)し、あわせて人々の願いをかなえようとする教えです。

 初心に返って能望の実践を怠るな!という天からのメッセージだったのかも知れません。

 ありがとうございました。

・・・・・・・・・・・・
『奇跡を呼び込むS氏の能力開発』メルマガより抜粋して掲載しております。
バックナンバーはこちらからご覧下さい。
http://archives.mag2.com/0000115502/index.html?l=bvo0f0393f

ありがとうございました。

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